どうゆうき
▼東日本大震災という未曾有な出来事が発生してしまい、日本経済は大きく転換していかなければならなくなりました。今こそ、日本中のどこでも誰でもが生きていける地域の経済社会のあり方を考え、実行していく責任と覚悟が私達に求められています
▼昨年6月には中小企業憲章が閣議決定され、中小企業の社会的役割が明確になりました。今後はこれを実効性のあるものにするため、「中小企業地域活性化条例」の制定運動に取り組んで行きます。その成果として、「地域内再投資力」が生まれます。しかしその一方で、私達には責任が伴います。そういった視点で、本年度の県方針「同友会らしい黒字企業をめざそう」を打ち立てました
▼今の時代だからこそ、「労使見解」に基づく人間尊重の経営を行うことが、同友会らしさであるといえます。また、この厳しい時代になぜ黒字企業をめざすのか。その目的は(1)「永久的な企業存続」(2)「地域貢献」(3)「地域内再投資力」の強化です
▼「経営者としての責任・覚悟」ができたら次は、「同友会らしい経営指針」づくりです。本年度は全10支部にて支部ごとの「経営指針・入門編」の研修会が始まります。まずここで「黒字企業」への第一歩を踏み出して下さい。また、地区や小グループ会にて「自社を語り、経営課題を明らかにする」活動を進め、経営指針(理念・方針・計画)の課題を浮き彫りにしてみて下さい。会員一人ひとりの会社が目に浮かび、顔が見える仕組みを構築し、同友会運動を活性化して会社で実践し、企業の発展をめざして行きましょう。
代表理事 加藤 明彦