稲沢地区10周年記念事業(6月4〜5日)
リレー・フォー・ライフ

歩き続けることでがんと闘う連帯感を育む

17名からスタートした稲沢地区が、本年で10周年を90名で迎えることができたのは、会員相互が学びあいの親交を深め、連携を常に意識した運動を続けてこられたことの証しです。

「命のリレー」

6月4・5日に「リレー・フォー・ライフ in INAZAWA 2011」を稲沢地区10周年記念事業として行いました。5周年の時に開催された演劇に勝るとも劣らない事業をと討論を重ね、ひとつの事業に巡り会いました。それが「リレー・フォー・ライフ」です。

リレー・フォー・ライフ(=命のリレー)は、がん患者支援のチャリティ・イベントです。内容は支援者と共に交代で夜通しグランドを歩き続けることで、地域一丸となってがんと闘う連帯感を育み、がんで悩むことのない社会を実現するため募金活動を行うものです。

がんは日本人の死因のトップであり国民病といえ、もはや他人事では済まされない時代にあります。同友会の目指す1つの方向性として、仕事を通じてのやりがい、生きがい、誇りと喜びを感じ取れる企業づくりがあります。

それは「人間らしく生きる」ことの追求です。「生きる」すなわち、生理的にも経済的にも命を守ること。「くらしを守る」自助努力と共に社会的連帯の重視が、同友会の基本理念「自主・民主・連帯」に当たることを、イベントを作り上げていく中で会員の皆さんと学びたいという思いがありました。

地域と共に歩む

リレー・フォー・ライフは、稲沢市及び近郊の市民が参加できるイベントです。これを同友会で行うことは、地域と共に歩む中小企業を目指す上で重要な部分です。当日は稲沢市長をはじめ自治体や地域の方々と知り合い、学びを得ることができました。

イベント当日、一組の老夫婦から「こんな素敵なイベントを開催して頂き、ありがとうございます」とのお声を頂戴しました。この事業を開催した目的が達成できたことを実感する一言でした。

 

(有)服部庭園 服部 勝之