愛知県中小企業研究財団(7月22日)
「あいち産業労働ビジョン」を学ぶ

力強い愛知をめざす
愛知県経済を研究し、愛知県の10年後をとらえ将来構想を描いていく財団の研究グループが、産業労働部産業労働政策課の丹羽和彦主幹と柴田成志主査をお招きし、「あいち産業労働ビジョン」の学習会を行いました。
始めに、丹羽主幹から産業労働ビジョンについて説明がありました。
「あいち産業労働ビジョン」は、愛知県を取り巻く経済社会情勢をふまえ、自動車産業をはじめとしたモノづくりを支える基盤強化をしていくこと。そして、人口減少・高齢化社会における就労ニーズと環境整備を行うこと。また、東アジアを中心とするグローバル化等に重点を置き、経済の好循環実現と、世界と闘える力強い愛知を目指すものです。
5つの「施策の柱」
次に丹羽氏は、施策の柱として以下の5つをあげました。
- 産業と雇用の基盤を支えている中小企業の支援など中小企業力の強化をすること。
- 自動車産業や航空宇宙産業をはじめとした次世代産業の育成をすること。
- アジアへの進出企業の支援を行うグローバル展開をすること。
- 就労促進に向けた人材育成のモデルづくりをすること。
- 官民一体のワークライフバランスなど生き生きと働ける環境づくり。
これらのもとに、産業政策と労働政策が一体となって進められます。
後半は、出席者との質疑応答が行なわれました。この中で丹羽氏は知事のマニフェストにももり込まれている「中小企業地域活性化条例」の制定を目指すと語りました。これは同友会のこれまでの取り組みが実を結びつつあるということです。その実感を出席者一同で得られた学習会となりました。