どうゆうき
▼金融危機から3年、東日本大震災から半年が経ちました。円高が進み、産業の空洞化がさらに加速するとの見方が定着しつつあります。私たち中小企業にとってはこれまで以上に厳しい環境になると予測されますが、経営を安定させ黒字経営にしたいという思いは皆同じはずです。そのために「経営指針」を成文化し、社員と共に信頼関係にもとづく経営をと毎日努力しているのだと思います
▼しかし、成果はすぐには現れず、せっかく始めたことを諦めたりしていないでしょうか。「経営指針」を創ったが、社員からは良い反応を得られなかったとか、誰かの成功事例を取り入れてみたが、思うように行かず止めたということもあるかもしれません。人が人を動かして会社経営をするのですから、気持ちのズレは起こります。まして、雇用・被雇用の関係では尚更です。経営者が自分の経営姿勢を明確に示し(労使見解)、社員と共に学び成長する努力を続けることが大切になります
▼この「継続する」モチベーションを持続させてくれるのが「企業変革支援プログラム」です。経営指針の作成と見直しを繰り返す毎に、何が良くなり、どこが足りないか、自社の変化を確認すると、最初の3〜5年は良い変化と停滞・後退を繰り返します。多くの経営者が会社の足跡を振り返っていますが、この期間を越えて継続することが必要です。その間に自分を見失わないためにも「企業変革支援プログラム」の活用をお勧めします。社員と共に年に何度かやるのも良いと思います。そんな会員の成果が多く聞かれるようになることを願っています。
副代表理事 青木 義彦