緊急企業再生支援室(8月23日)
待ったなしの再生計画
川野 雅之氏 (有)川野コンサルティング

中小企業再生のターニングポイント
会員企業の緊急課題に対応する緊急企業再生支援室がスタートし、第2回例会が事業再生をテーマに80名を超す参加者のもと開催されました。講師の川野氏は100件以上も企業再生を手掛けており、その豊富な経験から中小企業における事業再生のポイントをお話しいただきました。
まず先般の震災からの教訓として、会社・商圏・業種・客層など、その1つがだめになると事業が継続できなくなる状態から脱却することが大切だといいます。
次に事業再生計画は他人任せにしてはだめだと指摘しました。震災以降、情勢が大きく変化した現在では、新しいことをしなければならないこと。トップ自らが自社の現状、課題を洗い出し何をすべきかに気づくことが重要だと強調します。また事業継承については、借金があってもこれぐらいは乗り越えるというモチベーションをもって、第2創業する気持ちで臨んで欲しいと激励しました。
さらに同友会についても、会員一人一人の取り組みが大きなうねりとなって変革の原動力になっていくべきだとエールもいただきました。
常にアンテナを張り巡らせ自社の状況を把握し、次の舵をどう切っていくかを真剣に考えなければと、意を新たにした例会となりました。
(株)山彦 山田 博比古