尾北、江南・岩倉、尾張東青同合同例会(8月19日)
ポスト3・11の中小企業経営
小松 善雄氏 東京農業大学教授

生き残りをかけて
「ポスト3・11の中小企業経営〜震災後の日本が描く未来図」と題して、東京農業大学教授の小松善雄氏を講師に迎え、尾北、江南・岩倉、尾張東青同の3地区による合同例会を開催しました。
小松氏は、東日本大震災とそれに伴う福島第1原子力発電所事故によって引き起こされたパラダイムシフトが、日本社会にどのような影響を及ぼしつつあるのかについてコメントしました。
特に震災や原発事故により、経済効率第1主義によって安全・安心がないがしろにされていたことが露呈したこと、供給不足が経済リスクにまで及んだことなどを問題提起し、話を進めました。
なかでも詳細なデータを示し、時には参考書籍を紹介しながらの説明は具体的で説得力があり、これからの時代を中小企業が生き残っていくための条件は何か、そのためにどのような素養を身につけ、いかに行動していくべきかという示唆に富むものとなりました。
小松氏は、中同協提言の「東日本大震災に関する第1次緊急要望・提言」には、復興の柱となる要望も含まれていると語り、参加者は未来への活路を見出すための様々なヒントを掴みました。
(株)丹羽組 丹羽 剛仁