南尾張支部−経営者の集い(8月19日)
同友会に出会えて良かった
古橋 孝太氏 (株)雀おどり總本店

「共存共栄」すること
雀おどり總本店は創業1856年。150年続く、ういろう等、和菓子の製造・販売のお店で古橋氏は7代目になります。
入社した当時の経営状態は厳しく、自分と社員の食い扶持を稼ぐ事しか頭になかったと言います。この頃に同友会に出会い、売上を最重視した古橋氏にはポイントがズレていると思われたそうです。
しかし、先輩の「車の運転に免許が必要な様に、経営者にも免許があってもいい。今は良くてもそのうち大事故を起こすかもしれない」との言葉に納得し入会。以後、地道な努力と外的環境の追い風もあり売上は順調に伸びますが、問題も発生しました。
退社を申し出た社員に理由を問うと「会社の将来が見えません。会社をどうしたいのですか」との返答。この頃、古橋氏が参加していたのが同友会の経営指針講座でした。
しばらくして倉庫から「共存共栄」の木看板、忘れられた経営理念が見つかります。そして「共存共栄」とは、また「良い会社」とは何なのかを真剣に考えたそうです。
自社を「名古屋を代表する老舗にしたい」と語る古橋氏の報告で、経営者の役割に改めて気付く例会でした。
天徳管材(株) 坂野 正幸