労務労働委員会(8月9日)
就業規則は必要なのか

佐藤 邦男氏  アジアクリエイト(株)

 

理念を規則で共有

今期、労務労働委員会では数多くの労務課題の中から、就業規則に着目し、1年を通して学んでいます。第1回就業規則学習会には48名が参加しました。

 

第1回目は、東三河支部長のアジアクリエイトの佐藤氏を招き、「就業規則とは何のために作るのか」という部分を同友会理念や法的な位置づけの観点から話しました。

就業規則を各企業で作成していても、実際に活用されているかは難しいところです。「そもそも、就業規則は必要なのか」という声が聞かれるなか、社員の声にどう対応していくかは、各社にとって極めて現実的で重要な課題です。

今回の学習会は、労務上の対策だけではなく、アジアクリエイトの経営理念である「みんなにとって良い会社」を社員と共有する手段として就業規則を位置付けてきた事例が紹介されました。参加者からは、「社員と作る就業規則は新たな着眼点だった」「生きた就業規則にしたい」などの感想が聞かれました。

 

また、次回10月13日に行われる第2回就業規則学習会では、社会保険労務士の横井充氏から就業規則の基本や同友会の考え方を聞き、同友会理念に沿った就業規則の作成や、すでに就業規則のある人に向けて見直しのきっかけとなる学習会を予定しています。