知多北部地区−10周年記念講演(10月15日)
挫折からの復活 〜金メダルへの道

栄 和人氏  至学館大学レスリング部監督

 

現役時代の挫折経験を語る栄監督(左)

挫折で得てきたもの

知多北部地区創立10周年記念式典が総勢80名の参加で行われました。当日は地区会員や他地区の仲間をはじめ、大府市長などの行政、他団体の方々にも参加して頂き、実りある式典になりました。記念講演では至学館大学レスリング部の栄和人監督をお招きし、現役時代からの人生経験を熱く語って頂きました。

栄氏は現役時代、確実視されていたオリンピック予選に敗れ、自殺を考えるほどの状態に追い込まれました。しかし栄氏は、「母の声」をきっかけにもう一度チャレンジしようと奮起します。

その後、目標への強固な思いがあればプレッシャーに打ち勝つことができると信じ、4年後のオリンピックでは見事に出場を果たします。この時の挫折こそが、後に指導者として多くの選手に勇気を与え続けることができる貴重な経験であったと栄氏は振り返りました。

感謝を忘れずに

講演で一番印象的だったのは「感謝の気持ちのない人間は強くなれない」という言葉です。それは経営者の姿勢にも共通して言えることだという気づきがありました。

講演終了間際にはオリンピック金メダリストの吉田沙保里選手がサプライズで登場し、オリンピック3連覇に向けての抱負が語られました。

その後の祝賀会では、知多北部地区の歴代会長から地区発足当時の状況や変遷、今後の展望などが語られ、今後も地区の歴史を繋げていきたいとの思いを強くしました。

 

(株)新栄  江口 寛