どうゆうき
▼昨年暮れ、第1回の「愛知県中小企業活性化懇話会」が開催されました。懇話会は杉浦会長をはじめ、学識者、企業・団体及び行政の方々21名で構成されています。愛知版条例はこの懇話会をはじめ、各種中小企業団体と行政による車座集会での意見交換を踏まえ、年内の制定を目指しています。いよいよ愛知の条例元年です
▼私達は2004年の岡山全国総会を皮切りに各地で条例制定運動を行ってきました。地域経済の疲弊が進む中、地域経済の発展や雇用拡大の中心的な役割を担う中小企業振興が重要だと考えたからです。2011年から5年間の中期ビジョンである「あいち産業労働ビジョン」では施策の柱の冒頭に「中小企業力の強化」があげられ、中小企業を支援する基本条例「愛知県中小企業地域活性化条例(仮称)」を制定するとしています。いわば条例制定が「一丁目一番地」になっています
▼私達に求められているのは、中小企業の持つ多種多様な可能性や役割を住民や他団体、行政などに幅広く認識してもらい、新しい地域づくりにつなげていくことです。私達の声を反映する場を設け、一人ひとりを大切にし、豊かで活き活きとした地域づくりを進めるためには、私達の目指す企業づくり・人づくりの実践を会外にも発信していく必要があります
▼懇話会で、愛知県市長会会長の神谷学安城市長は「今後、県下市町村での条例づくりを進めていく」と発言されました。条例制定は各市町村に野火のように拡がっていくと思われます。舞台は整いつつあります。私達にこれから必要なのは覚悟といえます。
副代表理事 和田 勝