男女共生委員会(12月2日)
皆で考えて皆で作る 皆のための会社

江上 幸江氏  (株)ケアコンシェルジュ

 

江上 幸江氏

自分で創る楽しさ

男女共生委員会ではお互いの経営体験、生き様を交流するミニ例会を開催しています。12月は江上幸江氏に報告いただきました。

江上氏は保育園を結婚退職したことを契機に父の会社に入社し、総務部長として部門管理を任されます。そして資金繰りの悪化から、事業継続に向けた奮闘が始まります。

飛び込み営業やクレーム対応など、プレイヤーとして現場を飛び回る中で、自分で売り上げること、お客様との信頼関係を作ることの大切さに気づきました。そこで自分で創り出すことの楽しさに目覚めたといいます。

その後、経営方針の違いから、介護に対応した住宅リフォームの会社を自身で立ち上げます。同時に同友会にも入会。経営者としての道を歩み始めました。

あったかい心で紡ぐ

それから江上氏は、採用や教育と組織づくりに取りかかります。また、社員とのコミュニケーションを大切にし、自身の経営への思い、会社の将来を熱心に伝えることで、社員相互のチームワークの良い社風が確立していきます。

そんな時、大手企業の介護事業部の譲渡の相談を持ちかけられます。悩んだ末に、地域密着の経営方針で一致すると判断し受託します。そこから社員数が5倍の組織運営が突然スタートしました。

社員の結束を図るため同友会で学んだ経営指針を実践。長期計画を立て、新たな組織づくりに取り組みます。

現在は、女性も働きやすい環境整備として愛知県のファミリー・フレンドリー企業の認定も取得。「あったかい心で紡ぐ信頼の絆」をキャッチフレーズに、皆で考え皆で作り上げる皆のための会社づくりに挑戦しています。