青年同友会合同例会(2月18日)
永続する企業をめざして

杉浦 三代枝氏  (株)スギ製菓社長

杉浦 敏夫氏  (株)スギ製菓専務

 

500名を超える参加者で行われた青同の合同例会

500名が集う

青年同友会会員が学びと交流を深める合同例会は、500名を超える参加者が集いました。

基調報告では、(株)スギ製菓の杉浦三代枝社長と杉浦敏夫常務が、創業と継承の立場で自社の発展を追求し続ける思いを熱く語りました。

創業当初の赤字経営を転換できたのは、えびせんべいを主軸とした商品の企画開発と新工場での徹底した品質向上でした。その後、大口取引先の倒産に伴う大幅な売上の減少で経営危機に陥り、独自販路形成を目指すことになります。

「99ビジョン」を企業で実践

この時、同友会が発表した「99ビジョン」の2つの旗印「自立型企業づくり」「地域社会とともに」をもとに、事業拡大に成功しました。リーマンショックや東日本大震災による業績悪化も乗り越え、企業変革支援プログラムや経営指針の発表会など、目標達成のために同友会での学びを忠実に実践しているといいます。

5年後のビジョンは東北に工場拠点を持つことです。原料仕入の効率化、震災復興への貢献、さらにスギ製菓が掲げている、200年存続企業を目指すものです。

永続する企業として継承すべき重要なものは、「信用・信頼」であり、良き企業文化および風土づくりです。そして「地域社会に貢献できる企業でありたい」と締めくくりました。

基調報告の後、参加者は7つの分科会に分かれ、テーマごとに自社発展のための課題を討論しました。