金融アセスだより(第65回)

未熟さを知る

当社は賃貸マンションのリフォームに特化した事業をしています。創業して14年目、同友会に入会して5年目を迎え、経営に対する自信も芽生え始めていました。

ところが今期、三河支部の経営環境部門への参加を機に金融委員会にメンバー登録させて頂き、自分の未熟さに愕然としました。委員会で飛び交う「リスケ」「プロパー」といった聞き慣れない言葉に、戸惑うばかりだったからです。それでも、今の自分に足りない何かが掴めるのではないかと、金融委員会に参加し続けました。

己の言葉と数字で

委員会メンバーから書籍を薦められる度、藁をも掴む思いで読み漁りました。すると、「自社と自社を取り巻く環境」や「企業と金融機関との関係」など、委員会で推奨している事について、何が肝なのか理解できるようになりました。

大事なのは、大きな視点から自社を見つめ戦略を考えること。そして、自分の言葉と数字で3年ビジョンが語れる経営者になることだと思います。今、私はそれを目指して奮闘中です。

金融委員会では、自社ですぐに役立つものと、腰を据えて取り組まなければいけない課題、その両面から学ぶことができます。

 

(株)ホームドクター  加藤 真