どうゆうき

▼リーマンショック、東日本大震災、タイの大洪水、超円高と、ここ数年間は経済に関わるさまざまな出来事があり、経営者としての舵取りが非常に難しい局面を迎えています。生き残るために経営者は新しい情報をいち早くつかみ、自社の強みを生かせるよう最大限の努力をしなければなりません。この先、環境に適応していこうと思う企業と、そうでない企業では、大きく差が出てくるのは言うまでもありません

 

▼世の中にはいろいろな業種の経営者がいますが、自分の業界のことは知り尽くしていても、業界が違えば知ることのできる情報は限られます。多くは新聞やニュースなどでしか知ることができず、しかも大企業中心の遅れた情報になりがちです。前向きな経営者が知りたいのは、この先どうなっていくのか、その兆候の部分だと思います

 

▼いち早く情報をキャッチすることは、経営の組み立てを考え先回りをすることにつながります。自分に合った新鮮な情報は経営にとって大切で、その情報をどう料理するかは経営者の腕にかかっています。このような世の中の流れをつかみ、新鮮な情報を収集し、スキルアップを行うなど、経営者に求められる力を修得できる同友会は魅力的な学びの場だといえます

 

▼会に参加して得るものが多いほど会社は良くなり、その良さを人に伝えたくなるのが人情です。愛知同友会も今年、50周年を迎えます。さらに高い学びをするためにも増強活動に力を入れ、1人でも多くの前向きな経営者に入会していただき、会員企業の経営体質が強くなっていくことを願っています。

 

増強推進委員長  森 健次