各支部総会

名古屋ブロック総会&支部総会(3月28日)
人を生かす経営の実践

2年間の運動推進の成果を聞く参加者

運動推進を確認

名古屋ブロックと名古屋の5つの支部総会が開催され135名が参加しました。

前半は、今年度をもって解散する名古屋ブロックの総会を開催しました。まず退任役員への感謝状の贈呈、「純増」を目標とした会員増強の表彰、広報による地区活動紹介の表彰などが行われました。続いて、山田健夫名古屋ブロック長より2年間のブロックの運動推進のまとめが報告されました。

山田氏は、経営指針推進の各講座の開催、企業変革支援プログラムによる自社課題の診断と結果登録の推進、「増やし、減らさない」純増の増強運動の定着、名古屋市での中小企業地域活性化条例制定に向けた懇談などの政策活動の展開、地域に対応した活動展開を推進する支部地区編成の定着など運動の進展を報告しました。そして、これらの成果を次年度の支部活動に反映し、更なる運動推進を行うことが確認されました。

後半は、5つの各支部の総会を開催しました。今年は愛知同友会創立50周年の年として、「人を生かす経営」の実践に向けた諸活動を推進し、会員各社が同友会らしい黒字企業づくりに取り組むことが一層求められます。こうした運動推進に資する支部の充実を図ることを確認しあう総会となりました。

 

南尾張支部総会(3月14日)
地域社会の未来を切り拓け

前支部長と握手を交わす石黒支部長(右)

主体的な取り組み

南尾張支部総会が100名の会員の参加と、来賓に東海市の鈴木淳雄市長をお迎えし開催されました。新支部長の石黒俊朗氏((株)サカエ)は、「同友会らしさ」を追求した取り組みを実施するという支部方針を発表。その根幹には、中小企業家が自助努力によって活路を見出していくことで、自社を含めた地域社会の発展に繋がるという考えがあるといいます。

また石黒氏は様々に変化する経営環境を海に見立て、船(企業)を目標に向かって走らせながら、そのうねりをどのように社員と共に乗り越えていくかを考え続けなければならないといいます。そのために、同友会においては会員一人ひとりが自ら語り(悩み)、挑み(実践し)、光放つ(報告する)ことが大切だと説きました。

石黒氏はその言葉通りに、同友会書籍「労使見解〜人を生かす経営」を片手に、本文を引用しながら説明を進め、何事にも主体的に挑む中小企業家の姿を示しました。

 

鈴円(有)  鈴川 幸彦

東三河支部総会(3月16日)
1年で何が変わったか

参加者全員の士気が高まる総会になる

誇りある中小企業に

昨年4月に発足した東三河支部も1年が経過し、初めての支部総会を会員80名の参加で開催しました。

冒頭、佐藤邦男支部長が「この1年間の学びを、次の1年につなげるための総会にしたい」と挨拶。続いて、来賓の豊橋市の佐原光一市長から「地域経済の担い手である中小企業の皆さまの今後の活躍を期待します」と挨拶をいただきました。

総会議事では初年度の活動として、増強目標・広報行事登録・フォーラム参加者数の3つすべてで目標を達成したことなどが報告され、次年度の方針として「自社の経営を語り合おう〜誇りある中小企業に」などを承認。また、新しい活動として、青年部と農業研究会の発足も承認されました。

その後、2カ所に分かれて地区総会を開催した後、再度全体で集まって懇親会を開催しました。東三河支部が2年目に入るにあたって、参加者全員の士気が高まる総会になりました。

 

西尾張支部総会(3月24日)
協力と助けあいの心

支部方針を熱く語る高瀬支部長

働くことの原点

西尾張支部総会が90名の参加で開催されました。稲沢市の大野紀明市長の挨拶では、地元経済、地域活性化の担い手として、中小企業への期待が語られました。

総会議事では、高瀬喜照新支部長より2012年度支部方針「働くことの原点を見つめ必要とされる会社をつくろう」が発表されました。

今年度の西尾張支部では本当に社会から必要とされる会社なのかという視点で自社を見つめ直し、今の時代にふさわしい会社に変革し成長させる学びの場や励ましの場を提供することを方針としています。

一方、記念企画では、西尾張支部長の高瀬氏、岩倉市長の片岡恵一氏、大阪経済大学の伊藤博志氏を招き、「こんな日本で強い会社がつくれるか」と題しトークバトルを開催。そこでは経済情勢、雇用・教育、中小企業の役割についてそれぞれの見解が披露され、これからの日本で求められる中小企業像について議論が深められました。

 

東尾張支部総会(3月17日)
地域からあてにされる企業へ 〜最後に残るのは「理念」と「人」

記念講演を行う中同協の松井事務局長

経営理念の確立を

東尾張支部総会は70名の参加で開催され、犬山市の岡田和明副市長に臨席いただきました。今回は支部長に林康雄氏が承認され、来期に臨む活動方針が発表されました。

2012年度活動テーマは「今こそ労使見解に基づく三位一体の企業づくりを実践しよう」というもの。地域からあてにされる会社に重点を置いた活動を中心に、自社経営を発展させる運動を展開しようと話されました。

記念講演では中同協の松井清充事務局長をお招きし、「地域からあてにされる企業をめざして」とのテーマで地域において、同友会で学び経営理念を確立する企業の重要性をお話しいただきました。

先の大震災でも、跡形もなくなった地域には「理念」と「人」が残り復興の原動力となったこと、地域からあてにされる理念を持つことの大事さが事例を交えて報告され、参加者からは「経営理念をつくりあげることに確信が持てた」との声が聞かれました。

 

西三河支部総会(3月16日)
激変の時代を迎えて 〜中小企業の生きる道

退任地区会長に感謝状が贈呈される

「出会い」を推進

東西の新三河支部が発足して初めての総会が、西三河支部会員100名の参加と、来賓に刈谷市の竹中良則市長をお迎えし開催されました。

昨年度、西三河支部では「出会いの推進」をテーマに掲げ、同友会の広い学びの場に積極的に出ることで人と出会うこと、役を通じて人と出会うこと、増強活動を通じて新しい会員と出会うことを推進し、自社を発展させることに支部全体で取り組みました。毎月の地区例会でもゲスト、オブザーバー参加が進められるなど地区間交流も進み、実り多い1年となりました。

こうした1年の締めくくりとして、学べる総会を基本に(株)キタガワ工芸・代表取締役の北川誠治氏を招き、「激変の時代〜中小企業の生きる道」と題した記念報告をいただきました。

最大の財産は「人」

北川氏は中小企業における最大の財産は人にあることを、経営指針の成文化と実践、採用活動、共育の三位一体の経営実践報告から問題提起し、「人を生かす」ことの意味を現実の経営体験から学ぶことができました。

懇親会では報告から得た学びの交流、普段の地区を超えたふれあいが進み、アットホームな西三河らしい総会となりました。