どうゆうき

▼愛知中小企業家同友会は今年7月9日で創立50周年を迎え、この誕生日に記念式典を開催します。本年度の活動方針のスローガンには「『同友会らしい』黒字企業をめざそう〜人を生かす経営に取り組もう」をあげています。この厳しい時代だからこそ黒字企業をめざしたい。その目的は、(1)経営を維持し発展させるという「永久的な企業存続」(2)雇用の促進と納税という「地域を活性化する」ための企業の社会的責任であり使命、すなわち「地域貢献」(3)地域における経済循環の担い手となることで企業の「存在価値」の認知、「中小企業地域活性化条例」の「地域内再投資力」の強化です

 

▼その原点において、同友会会員として「労使見解」に基づく人間尊重の経営を行うことが、同友会らしい経営です。今年の活動方針のサブタイトルを「『人を生かす経営』に取り組もう」としたのは、50周年を振り返り、11月15・16日の「人を生かす経営全国交流会」を愛知で開催し、同友会らしい経営の原点を学び直そうとの主旨からです

 

▼学んだ成果として、どのように企業実践をしたのかを地区の例会やグループ会で報告し合う。そうすれば会員一人ひとりが、またその会社が頭に浮かんでくるはずです。このことが本年度の重点方針のひとつ「各地区での例会等では、経営指針(理念・方針・計画)のどの学びかを明らかにする。学ぶ目的をはっきりし、会社において実践でき、経営指針に反映できるようにする」ことにつながります。再度、本年度の重点方針を確認して、同友会運動を推進していきましょう。

 

代表理事  加藤 明彦