共同求人委員会
合同企業説明会に1200名が来場

55社がブースを出展し学生と面談を行う

1日平均35名の学生と面談

共同求人委員会では、来年3月に大学・短大・専門学校を卒業する学生を対象に、3月・5月に計4日間の合同企業説明会を開催しました。

今年の採用市場は、リーマンショック以降採用を控えてきた大企業が採用増に転じたことや、倫理憲章によって情報開示が2カ月後倒しとなったため学生が業界・企業研究を中小企業にまで広げる前に就職活動をスタートしなければならなかったことなどが要因となり、中小企業には厳しい環境となっています。

会員企業55社がブースを並べる中、4日間で約1200名の学生が来場し、1社平均で35名の学生と面談をしました。企業の採用担当者は、採用市場の厳しさを感じながらも、いかに学生の興味を引くか、知恵を絞って学生に対応していました。

「地元で働きたい」

中小企業の採用市場は大企業の動向によって大きく左右されるのが現状です。学生の大企業志向がより強まる一方で、「地元の中小企業で働きたい」という学生は「どうやって探したらいいかわからない」などの悩みを抱えています。地元の中小企業経営者で組織される同友会だからこそ、この期待に応えることができると思います。

参加した学生からは「行きたい会社があった」「もっと早く参加すればよかった」「後輩にも教えたい」などの感想が寄せられました。

同友会では、採用活動を単年度の活動で終わらせず、長期の視点で地元の大学との関係づくりに取り組んできました。これからも、これまでに築いた信頼関係を基に、採用活動に取り組みます。