愛北、江南・岩倉、尾北合同例会(8月22日)
時代に求められる経営姿勢
加藤 明彦氏 エイベックス(株)

常に危機感を持つ
愛北、江南・岩倉、尾北地区の合同例会が開催され、エイベックスの加藤明彦氏より報告をいただきました。
報告では入社当時から長きにわたり、人の問題で苦悩と葛藤が解決できなかったこと。しかし後に同友会へ入会して大いに刺激を受け、学びを自社で実践することで得た、自身や自社の変化を話されました。
加藤氏は、過去を振り返ったとき「世の中は思うようにならない」ことに気付いたといいます。人の命には限りがあり、今の社員もいずれいなくなる時が来る。だから、常に人材育成が必要だと語ります。また「人材が有限である以上、いつか会社は必ずつぶれる」と考え、現状に甘えず常に危機感を持ち、市場創造することが必要だと思ったそうです。
そして「個人の知恵や経験はたかが知れている。だから謙虚さを持ち、正しい情報をとり、自分の行動範囲の思考から脱却しよう」と語り、「全ての責任、我にあり」「経営者は覚悟を持て」と自らの経営姿勢を表明しました。
その後、「自社の市場創造をどう考えるか」をテーマにグループ討論を行いました。自社の取り組みや、業界の中で部分的に特化した戦略とその分野で頂点を掴んだ事例などを披露しあい、異業種ならではの有意義な意見交換ができました。
(株)ライアス 白井 智喜