西尾張支部―経営環境部門(9月10日)
意識的に要望を発信

一宮市役所の担当者を招き第6次総合計画について説明を聞く

中小企業の声を提案

同友会の「条例ロードマップ」に則り、西尾張支部経営環境部門を主催として、一宮地区、尾張北青同が担当する例会を開催しました。一宮市役所企画政策課の方を迎え、一宮市第6次総合計画の話を伺いました。

第6次総合計画は、一宮市の2017年度までを定めたものです。まちづくりの重要課題をあぶり出し、施策に反映させていくという部分と、それをもとに施策の体系をつくっていくものです。

全部で56ある施策のうち、産業の振興に関係があるのは5つです。その中には、「商工業の振興と新しい産業の創出により活気あるまちをつくる」のように、中小企業家に大きな期待を抱かせるものから、「安心・安全な消費生活ができる環境をつくる」のように、考えてみれば、それを中小企業家が担えれば良いと捉えられるものまでありました。

これまで、西尾張支部の経営環境部門は、憲章づくりや行政との関係づくりには積極的ではありませんでした。しかし、第6次総合計画で産業の振興に関わる項目が全体の1割にも満たない事実を知り、考えさせられる思いです。

行政の施策というと敬遠される方もいますが、経営環境を改善するためには、あらゆる相手と知り合うことが必要です。この第6次総合計画も市民参加型の計画です。一宮市との関係づくりを深め、第7次計画に向けて中小企業家の声を発信し、提言していくことが望まれます。

 

安藤不動産  安藤 寿