農業部会(9月28日)
農協のこれから

山口 清隆氏
あいち知多農業協同組合・常務理事

若手農業者に光を当てた取り組みを紹介

地産地消の総合施設

22名の参加で農業部会が開催され、JAあいちの山口清隆氏よりJAあぐりタウン「げんきの郷」の設立経緯と「JAあいち知多・第3次農業振興計画」について報告いただきました。

2000年、大府市に「農と食、環境と福祉、文化をテーマとした」複合施設げんきの郷が設立されました。本施設のコンセプトは「地産地消」。地元農産物を毎日提供できる施設づくりに力を入れ、地域農産物の供給拠点として賑わいを見せています。

現在、農業者の高齢化を背景に知多半島全域で遊休農地が増加。その状況は、地元農産物を毎日提供することを掲げる本施設のみならず、地域全体の食の安定確保における大きな課題となっています。

JAあいち知多では「第3次農業振興計画」を推進しており、活力ある知多半島農業の実現を目指し、策定方針を「産地基盤の強化と付加価値の高い販売」としています。

知多半島は多様な農畜産物を生産できる温暖な気候に恵まれています。また大消費地に隣接する都市近郊型の地域特徴を生かし、特に若手農業者に光を当てた取り組みに力を入れるJAあいち知多に、注目が寄せられます。