今に繋がる足跡 50年の歩み
(9)青年同友会

組織を支える若い力
青年同友会(以下、青同)は1970年に青年部会として発足しました(会勢264名/青同32名)。これは、40歳未満の若手経営者の有志によって、「同世代の悩みを語り合い、併せて人格の向上、企業の発展となる経験・知恵を出し合い、実践を重視し、自己鍛錬・自己啓発をしていく」ことを目的に誕生したものです。
78年には組織へと移行され、3ブロック編成に。84年には4青同に再編され、青年同友会連絡協議会が組織されました。
92年に愛知同友会会員の1割を青同で占める「青同10%構想」が打ち出され、その後、青同会員数は飛躍的に増加。バブル経済が崩壊し93年から98年にかけて会員総数が減少する中、青同は100名以上増えています。言い換えれば、青同会員の増加が愛知同友会の会員数減少に歯止めをかけたのです。
2012年4月には青同が会員総数の24%を占めるまでになり、その活動は全国からも注目を浴びています。青年経営者全国交流会では97年から毎回分科会報告者を輩出し、最近では100名規模で参加しています。中同協青年部連絡会も設けられ、愛知の青同が中核を担い、全国の若手経営者の力を結集する体制作りが進められています。