名古屋第5支部例会(2月12日)
未来創造型経営を学ぶ

〜自社が生き残り、成長し続けるために

パネル討論形式で市場創造・未来創造への取り組みを考える

一歩を踏み出す覚悟

「未来創造型経営を学ぶ」をテーマに名古屋第5支部例会が開催され、135名が参加しました。今回はパネル討論形式で行い、パネリストに松波正晃氏(onde)と位田幸司氏(位田モータース)、コーディネーターに加藤三基男氏(サン食品)を迎え、自社の技術や経験を生かした市場創造・未来創造に取り組みビジョンを掲げ実践する経営者の姿勢を学びました。

松波氏は、事業ドメインを変えることにより更なる事業展開を見越し、化粧品販売から医療用化粧品やエステなどに市場を変えていきました。市場創造・未来創造に取り組むにあたり、新規顧客を増やすことの大切さ、共に働く社員の幸せを考え、新入社員が将来の夢とビジョンを描けるよう計画を立て、一歩踏み出す覚悟を示しました。

位田氏は、自動車整備の将来を考えた時に、従来の車検整備がなくなることへの不安や信頼していた社員の退社などをきっかけに、事業ドメインに目を向けました。誰に、何を、どのように提供するのかを考え、ガス燃料車に将来の可能性を見出し、新規事業部を立ち上げます。人が喜ぶ顔が見たいとの思い、そして社員の幸せのために、一歩踏み出す姿勢を語りました。

自らを奮い立たす夢

パネリスト2人に共通していることは、社員の幸せを考えることであり、未来を創造しビジョンを明確にすることの大切さを実感していることです。経営者1人の力には限界がありますが、社員に話すことで具体化し、実行することができます。そのためには事業計画書や経営指針書を作成し、金融機関がお金を出したくなるような計画の立案が重要といえます。

参加者の多くは、現業だけでは明るい未来が描けない不安や新たに何かを始める必要性を感じつつ、日々の業務に追われているのが実情だと思います。そんな方々が一歩を踏み出すきっかけになる例会になったと思います。

 

(株)インテリアライフ24  松家 宏幸