支部総会ダイジェスト(2)
東尾張支部(3月15日)
いま、中小企業が輝くとき 〜危機に直面した時こそ挑戦

東尾張支部総会が瀬戸市で開催され、81名が参加しました。来賓として瀬戸市の伊藤典男副市長より増岡錦也市長のメッセージが代読され、瀬戸商工会議所の成田一成会頭から挨拶がありました。
総会議事では林康雄支部長が2012年度を振り返り、新年度方針として、経営課題を学びあう例会・グループ会づくり、中小企業振興基本条例に自社経営を照らして学ぶこと、支部会勢300名の達成等を重点においた活動を提起し、採択されました。
基調報告では「町工場から世界に認められるメーカーへ」と題し、中同協の大橋正義政策委員長が報告。会社を発展させる要素は、(1)無から有を生み出す、(2)コア技術と人材育成の追究、(3)市場創造と新しい価値の提供にあるといいます。特に、新たな方向を見据えた事業展開と成長分野への製品開発は鍵といえます。大橋氏は会社の歴史を辿りながら、経営課題と今後の方向性について、同友会運動と共に歩んだ足跡を紹介しました。
南尾張支部(3月14日)
同友会らしい企業づくりを 〜経営者の覚悟と実践が未来を決める

南尾張支部総会が105名の参加で開催されました。
今期の南尾張支部は「経営指針づくり」と「語り部づくり」を重点方針に、厳しい経営環境を生き抜くため会員それぞれが同友会で学んだことを経営実践に繋げ、強い経営体質の実現をめざします。
冒頭挨拶で石黒俊朗支部長は総会出席者の企業105社が雇用する社員総数に触れ、その家族も含めた多くの人々の生活を支える中小企業の存在価値と経営者の責任の大きさを強調。そして、だからこそ「人を大切にする企業」に向けた経営実践が必要だと力強く語りました。
基調報告では日間賀島漁業協同組合・元組合長の宮地弥氏が、島民の生活を守るために漁協と観光協会が協力して産業振興してきたことや、県への漁業権を保護する条例制定の働きかけなどを紹介。参加者からは、「地域を守るために中小企業が中心となって共通の目的を掲げることが必要で、利害関係者が協力し合うと様々な展開につながる」と感想が出されました。
(有)岩崎重機 岩崎 公生
西尾張支部(3月16日)
中小企業の真価が問われる 〜時代認識を持ち自ら発信

西尾張支部総会が82名の参加で開催されました。
津島市の横井生活産業部部長の挨拶では、地元経済、地域活性化の担い手として、中小企業への期待が語られました。
総会議事では、小川康則新支部長より2013年度支部方針「今こそ中小企業の真価が問われる〜時代認識を持ち、自ら真価し、発信する」が発表されました。
「激変する環境の中で生き残るためには、正しい時代認識を持ち、大企業に負けない自社の強み(真価)を明確にし、自ら積極的に発信し、国内外を問わず市場を創造し、付加価値を高め、地域に納税し、雇用創出することが求められている」と訴えました。
記念企画では、「地域の活性化を担う中小企業」と題して各地区から報告があり、自社や自地区と地域との関わり方がそれぞれの視点で述べられました。
東三河支部(3月23日)
選ばれる中小輝業になろう

支部発足から3年目を迎えた東三河支部で支部総会が開催されました。当日は来賓の山脇実豊川市長より、地域経済の活性化に地元中小企業のますますの活躍を期待していると激励をいただきました。
総会議事では、佐藤邦男支部長が「中小企業憲章が閣議決定され、昨年は愛知県中小企業振興基本条例が制定されました。これらの運動をさらに推進し、真に中小企業が主役となる社会を創っていきましょう」と東三河地域に同友会運動の輪を広げていくことを呼びかけました。
さらに、3カ年の組織ビジョンとしての新地区づくり、また東三河での同友会役員研修大学開催を受け、積極的に参加し同友会理念を自社で実践する語り部を増やしていく方針が発表されました。
懇親会の席でも役員研修大学の参加呼びかけや各社の近況報告がなされ、スタートにふさわしい総会でした。
西三河支部(3月25日)
自ら考え、行動し、経済の礎に 〜中小企業は社会の主役

西三河支部総会が会員80名の参加で開催されました。
昨年度、西三河支部では「新しい出会いから学び合いへ」をテーマに掲げました。具体的には自地区にとどまるのではなく、他地区・支部・県・全国にある同友会の広い学びの場に積極的に参加し、新しい出会いを得ることでより多くの知恵を集め、自社の発展に努力することに取り組んできました。毎月の地区例会でもゲスト、オブザーバー参加が飛躍的に広がるなど、地区間の交流も進み、実り多い1年となりました。
それらを受けて今回は「総会らしい総会」として、支部だけでなく各地区の次年度活動方針を深める場を目指して設営されました。当日は質疑も受け付けながら、方針、議案を深め、新しい1年に向けた活発な意見交換が行われるとともに、「同友会らしさ」が広く発信された総会となりました。
恒例の懇親会では、普段の地区を超えたふれあいが進み、アットホームな西三河らしさでの締めくくりとなりました。