共同求人委員会(4月24・25日)
合同企業説明会を開催

39社が出展し、訪れる学生ときめ細かな面談を行う

のべ500名が来場

今年度の採用活動は、大企業が積極的な採用に動くとの見通しが早くから報道され、大学や学生の大企業志向が例年以上に強まる傾向の中でスタートしました。

愛知同友会の共同求人委員会では、新卒採用を目指す企業と中小企業への就職を目指す学生とのコンタクトの窓口を広げようと、例年は年2回開催している合同企業説明会を、今年度は年3回に拡大して開催しています。3月26・27日に続き、今年度2回目となった4月の合同企業説明会には、会員企業39社が出展しました。

初日は激しい雨だけでなく時折は強風も吹く最悪の天候の中を、約200名の学生が来場。一転して好天となった2日目は300名を超える学生が来場し、出展企業の採用情報などが一覧になったガイドブックを片手に、次々と目当てのブースを訪問していきました。

学生「また来たくなる」

会場内には無料のドリンクを飲みながら資料整理などができるカフェコーナーや、経営者と自由に話せるトーキングコーナー、何でも相談コーナーなど、学生の立場に立って考えられた一角が設けられ、来場した学生からは「通常のブースを回るだけの企業展とは違った就職活動ができる」と好評でした。

来場者アンケートでも「就職サイトは大企業の情報ばかりなので、このような中小企業の情報が集まる場は貴重」「経営者が就職活動の相談に親身に乗ってくれて、そこでのアドバイスはとても役に立つ」「雰囲気もアットホームで、スタッフも親切で、また来たくなります」などの感想が寄せられています。

出展した企業側も、2日間合計で1社当たり平均40名を超える学生と面談することができ、手応えを感じていました。

高卒で就職する人数は30年前の56万人から17万人に減少、一方で、大卒で就職する人数は同40万人から58万人に増加しています。安定的な採用活動を継続するためには、今から大卒者を採用できる企業づくりに取り組むことが急務といえます。