農業部会(7月26日)
今後の農業を考える 〜十勝を視察して

食と農連携グループ全国交流会での十勝視察を振り返る

販売まで一体的に

7月19・20日に開催された中同協主催「“食と農”連携グループ全国交流会 in とかち」に、愛知からは全国最多の13名が参加。今回は、その学びを交流しました。

1年を通して寒暖の差が激しい十勝では、冬期に収集した雪を夏期の作物保冷に利用し、広大な土地を利用して大規模なソーラー発電に取り組むなど、地の利を生かした先人の知恵と現代の新技術を融合して、人間が生きるために必要な食物の安定かつ大量栽培に挑戦していました。

十勝とは規模こそ違え、今回の「『つくる』を『食べる』のもっと近くに」というコンセプトがこれからの愛知の農業においても必要です。生産者が消費者に歩み寄って潜在需要を明確にし、求められる「食品供給」に向かって生産から販売までを一体的に提案していくことが大切です。

そのためには、方向性を同じくする他業種との繋がりを大きく広げ、地域がひとつになり互いの強みを生かし合うことが必要だと学びました。