男女共生委員会(8月26日)
誰もが働きやすい企業づくり
◎実践報告/水野 由紀夫氏 (株)オフィスニーズ
◎施策説明/丹羽 邦夫氏 愛知県産業労働部 労働福祉課・主幹
平 ゆかり氏 同・課長補佐

自分も社員も幸せに
ワークライフバランスの企業実践について、オフィスニーズの水野由紀夫氏より報告いただきました。
水野氏は、「毎日が午前様で、プライベートな時間もなかった」商社のサラリーマン時代を経て、何のために仕事をするのか考え、「幸せになるため」と気づきました。そして、プライベートが充実しなければすべてうまくいかず、仕事もできないと考え、独立起業します。
その後、女性社員の出産・育児を機に、未整備だった就業規則を育児休業も含めて整備し、ファミリー・フレンドリー企業にも登録。自分も社員も幸せになれる会社を目指し、職場環境の整備と、制度を利用しやすい雰囲気づくりを進めてきました。「社員のプライベートの充実が、業績に反映されることを実感している」との報告でした。
仕事と生活の調和を
続いて、愛知県産業労働部労働福祉課・主幹の丹羽邦夫氏より、県の施策について説明いただきました。
県では平成27年度達成の目標数値を掲げた「あいち仕事と生活の調和行動計画」を策定し、年間総実労働時間の低減、安心して子育て等ができる職場づくり、働く人の健康向上、働く人や家族を大切にする企業を増加、社会全体の意識改革を推進しています。また、全国初の試みとして昨年11月に実施された「愛知県内一斉ノー残業デー」を今年も11月20日に実施するといい、定時退社を推進する取り組みへの参加が呼びかけられました。