東三河支部農業研究会(9月18日)
家業から企業へ発展

「葉菜の舎(はなのや)」の設立コンセプトを説明するシュヴァインハイムの下島真希子氏(右端)

1日かけて5社を訪問

東三河支部の農業研究会は、農家が家業から企業に発展することで利益を確保し、持続的に地域を発展させていく主体者となることを目的に、2012年に発足しました。

初年度は、メンバーの企業を相互訪問して課題を深めあってきましたが、2年目となる今年度は、東三河地域以外の企業への訪問活動も行っています。9月例会では、知多・西三河地域の食品製造関係の企業5社をマイクロバスで1日かけて訪問、会外の農業関係者など5名を含む、総勢12名が参加しました。

 

知多方面では、視察当日の中日新聞でも紹介された、萬秀フルーツ(知多青同、名古屋第1青同)のグレープフルーツ農園などを見学。その後、シュヴァインハイム(碧南・高浜地区)が経営する農家レストラン「葉菜の舎」で昼食を摂りながら、養豚業からレストランを開業に至った経過の報告を聞きました。

午後からは大磯屋製麺所と杉浦味淋(いずれも碧南・高浜地区)を訪問し、代々続いている「手作り」での食品作りの様子を見学しました。

農業経営者が1年を通して安定した売り上げを確保するためには、6次産業化による商品化が欠かせません。今回の企業見学を通して、新しい展開のヒントを掴みました。