農業部会(9月20日)
新商品開発に注力

長田 昌利氏  長田農園

生産者と消費者の距離を近づけるために、農家として何を発信するかを考える長田氏(中央)

地域や消費者と共に

6次産業化の取り組みが進められ、農業分野における雇用確保・拡大が期待されている昨今、農業部会では新商品開発に注力する会員企業を訪問し、経営指針に基づく農業経営を学びました。

長田農園は「トマトを通じて喜び・感動を」をコンセプトに、完全木熟にこだわった高糖度トマトの生産・販売を行う農家です。農業の明るい未来を描くために新しいことに挑戦する長田昌利氏は、SNSを通じて生産者の想いや生産プロセス、農産物の効能等の発信をしています。

またB to Cを対象とするオリジナル商品の開発、地元碧南市の白醤油との連携商品「イタリアンそうめんつゆ」、近代的なデザインを採用したジュエリートマトギフト等、他社と差別化された独自の価値創造によって会社の存在意義を高めています。

地域や消費者との繋がりを大切にする長田氏は、直売所増設を計画する一方、地域農家との連携栽培による新しい特産品づくりも進めています。そのためにも、まずは経営者として経営姿勢を確立し、仲間づくりと人育てを地域に広げていくことが大切だと、長田氏はまとめました。