第41回青年経営者全国交流会(9月12〜13日)
顧客の「つぶやき」から付加価値の創造

鈴木 良博氏  オネストン(株)

青全交第10分科会で鈴木氏が報告している様子

第41回青年経営者全国交流会が東京で開催され、第10分科会でオネストンの鈴木良博氏が報告しました。以下に概要をご紹介します。

世界に伝える物づくり

創業者の佐々木正喜会長(故人)は愛知同友会の代表理事や会長を歴任し、私は娘婿として2代目社長を引き継ぎました。「世界に物づくりを伝えたい」そんな一個づくりに情熱を傾ける会長の想いが会社の原点にあります。

創業より40年余り、当社のファンを増やす、スピードこそ会社の命、一個づくりへのこだわりの3つを大切にしてきました。しかし、リーマンショックにより売上がピーク時から約半減し、自分が変わらねばと市場を分析し、顧客のニーズに応えるべく行動しました。

中小企業はニッチな市場を探すこと、自社の強みを伸ばし、弱みを改善していくことが大切です。本当に必要なものを選択し、集中したおかげで筋肉質な会社になれました。

また外部環境に適応するためには、人づくりが重要な鍵となります。そして常に顧客創造をして、新規の仕事を生み出していく必要もあります。同友会での頼まれごとは試されごととして、依頼は断らず、仲間と共に活きた学びをし、切磋琢磨していきます。