共同求人委員会(10月10日)
中小企業の魅力を発信 〜学校との就職懇談会

会員企業21社と学校32校が懇談
毎年恒例の学校と共同求人参加企業による就職懇談会が開催されました。
まず基調報告として、羽根田商会の佐藤祐一氏より同友会のめざす企業づくりについての話がありました。自動車生産拠点の海外移転がますます進行し、愛知県内での仕事量がピーク時の約半分になる中でも、羽根田商会は付加価値の高い仕事づくりで新たな事業分野を開拓。新卒採用も定期的に行っています。こうした自社の取り組みも踏まえ、同友会は人間尊重の経営を大切にし、中小企業が新しい仕事づくりや雇用の創出、地域経済の主体として活躍している存在であることを紹介しました。
続いて、会員経営者と社員による「中小企業の魅力」についてのパネル討論を開催。「中小企業では仕事をどんどん任せてもらえ、自身の成長も早く、やりがいが感じられる」「経営者と直接関わることができ、会社の将来ビジョンを共に創っていける」「人間関係がアットホームで、励ましあえる社内風土がある」など、経営者、社員が共に会社をつくっていく魅力が語られました。
正しい認識を広げる
後半は、中小企業の魅力や正しい認識をどう広げていくかを討議しました。
学校側からは、学生の中小企業に対する関心に足るだけの情報が伝えられていない現状が語られました。同友会ではインターンシップ研修や、学校での講義で中小企業の魅力や働くことの意義を伝えています。こうした取り組みをさらに充実させると共に、中小企業の豊かな実態をもっと学生に発信するよう、企業と学校との連携を一層深めていく必要性が確認されました。