第14期共育講座 第7講座(10月22日)
社員を信じ、認められることを生きがいとして
杉浦 昭男氏 真和建装研究所(有)

第14期社員と学ぶ共育講座(26社、77名が参加)第7講座、杉浦昭男氏の報告内容を紹介します。
社員に背中を押されて
真和建装は、塗装防水工事と自社開発製品の製造販売をしています。これまで山あり谷ありでしたが、常に社員に助けられてきました。
創業当初、社員が定着しない中で、2人の社員が「親方とずっと一緒にやっていきたい」と言ってくれて法人化しました。自社開発製品の製造販売のとき、廃業を決意したとき、給与カットをお願いした時など、いつも社員に助けられてきました。
社員に認められたいという想いが強ければ強いほど、経営者として何をすべきかが明確に見えてきました。
経営者の勲章とは
一昨年のある宴席で、1人の社員に「この会社に入れてもらって本当に良かった」という言葉をもらいました。立派な家や高級車よりも、この言葉ほど経営者冥利に尽きるものは、きっとありません。私はこの言葉こそが経営者の勲章だと考えています。
共に育つのは決して簡単なことではありません。それでも、経営者と社員は真剣に語り合い、将来を考え、未来を創っていくことが大切なのです。そうすることで、社員との本物の信頼関係が結ばれるのだと思います。
同友会運動は、社員と共に会社を永続発展させ、雇用と納税で地域社会を支え、自社の社員を社会に輩出することで地域をより良くすることです。そして最も大切なのは、子どもたちに夢や希望や勇気を与えられる企業になることです。これからも、本物の信頼関係のもとで、挑戦を続けたいと思います。