日本政策金融公庫と懇談(10月4日)
地域で円滑な資金循環を

融資・支援で意見交換
中小企業融資・支援に関する懇談会を日本政策金融公庫・熱田支店(以下、政策金融公庫)と開催しました。愛知同友会からは、豊田副代表理事、長谷川金融委員長など7名と事務局2名が参加。政策金融公庫からは、木邨雅信支店長兼中小企業事業統括と中村賢融資課長が出席しました。
今回は、(1)融資制度の利用状況、(2)中小企業を取り巻く金融情勢、(3)中小企業に対する今後の金融支援についての意見交換を目的に開催されたもので、公式なかたちでは初めての懇談会となります。
冒頭、豊田副代表理事より、「金融円滑化法の終了や消費増税、空洞化問題など中小企業を取り巻く情勢は厳しいが、国、地域のためにも頑張る中小企業を応援していただきたい」と挨拶があった後、政策金融公庫からは、現在の融資制度の利用状況、中小企業事業の目的、支援内容などが説明されました。
自らも襟を正して
また、同友会会員企業の現状や実態、参加者の経験を交えた意見交換では、参加者からの質問にも率直な回答を頂くなど、笑いもわき出る和やかな懇談となりました。
最後に長谷川金融委員長は謝辞とともに、「国民や地域と共に歩む中小企業家として、自らも襟を正しつつ経営努力を重ねていきたい」と述べました。そのためにも、昨年制定された愛知県中小企業振興基本条例の具体化として、愛知県版の地域再投資法(CRA)を制定し、円滑な資金循環を地域に生み、自立した地域経済を築く重要性を提起し、懇談は締めくくられました。