経営指針実践編講座(3月1日〜9月13日)
一貫性ある指針を作成

経営指針入門編が各支部で行われていますが、社内外でより実践できるものとする「実践編講座」が3月1日に開講します。
この講座は、21世紀型企業をめざして「社会的存在意義を明確にし、高い志気のもと社員の自発性が発揮される同友会らしい経営指針」へと作り込んでいくものです。これから経営者同士の経験を持ち寄り、真摯な相互研鑽を積み重ねていきます。
理念実現の戦略
開講に先立ち、1月16日にはオープン学習会を開催。当日は蒲郡製作所の伊藤智啓社長が事例報告を行いました。その報告を受けて、三重大学の青木雅生准教授の補足解説により各社の経営戦略や課題について討議をしました。
この学習会により、方針が目先の課題解決策にとどまり、理念を掲げてもお題目になってしまう傾向があることがわかりました。自社が置かれた状況の客観的な認識と危機感、外部環境分析や情報収集がどれほど必要か、強みをいかに見出し磨き上げてきたのか問われます。また、経営者はプロセスや効率などの業務的意思決定ではなく、企業をどの方向へ向かわせるかの戦略的意思決定が必要であることを学びました。
対等だが立場が違う
先期の受講者の感想を紹介します。指針発表の留意点として「社員にとって経営指針や働くことの意味」「経営者と社員は人間として対等であるが、立場が違うこと」「人間とは何か」など、社員との対話を繰り返しながら自らの考えを深めてきた経験から何が大切かわかります。
経営指針実践編講座は現在、受講者募集中です。経営姿勢に基づく理念・方針・計画と、一貫性ある経営指針を作成して、指針に基づく経営を共に進めていきます。