労務労働委員会 ― 人間尊重経営塾(2月1〜2日)
経営課題を語り合う

真剣な表情で朝礼に参加する「まるは食堂」社員(左列)

10名が1泊研修

会員企業のまるは食堂で労務労働委員会主催の人間尊重経営塾1泊研修が行われました。参加者は10名。委員会メンバー以外の方も継続的に参加するようになり、充実した研修となりました。

この人間尊重経営塾は「答え」を誰かから教わる場ではなく、じっくりと討論をする中で、自分というものを見つめ直し、自社の経営課題の解決の方向性を気付いていく場といえます。

今回初めて参加した会員は、普段の同友会活動では聞けない深い部分での学びがあったといいます。特に、翌朝のまるは食堂の朝礼にも参加し、社員の成長を考えた共育の姿勢を実際に体験しました。そこで、「自分が社員に対して足りなかった部分を再認識することができた」との率直な感想を聞くことができました。

自分自身と向き合う

また、2回目の参加となる会員は、社長就任以来、古参社員との衝突が絶えず、現在もその状態が続いているという課題を抱えての参加です。自らの経営課題を明確にすることで、周りの参加者からさまざまな解決の糸口や激励を受けることができたといいます。「人間尊重の経営を表面的な言葉だけで語り合うのではなく、お互いの経営課題について真剣に語り合うその姿と雰囲気に、人間尊重の経営のヒントが隠されているように思えてなりません」との感想が出されました。

少しずつですが、会を重ねるにつれ、人間尊重経営塾に魅力を感じ、継続的に参加する会員が増えています。

人の問題はなかなかオープンに話せる機会は少ないですが、この委員会は、経営者の日頃口には出せない悩みをありのまま伝えられる場です。

次回の人間尊重経営塾は、8月に開催予定です。年に2回計画しているので興味のある方は、事務局までお問い合わせください。