支部総会ダイジェスト(1)

西尾張支部(3月14日)
地域から必要とされる企業づくり 〜同友会らしい黒字企業をめざす

「中小企業と地域は不離一体」と小川支部長

条例運動の推進

西尾張支部総会が約80名の参加で開催されました。

冒頭、来賓の村上浩司あま市長より、地域における中小企業の重要性と、同友会に期待する旨が伝えられ、参加者は経営者の誇りと責任を改めて感じた様子でした。

議事では、小川康則支部長の留任を含む新たな役員体制と、昨年度の支部活動の振り返り、および来期の活動予定、会計報告が行われ、承認されました。

昨年度の特徴としては、高校求人研究会の開催や、支部例会に市の政策担当職員の方を招いて憲章や条例の重要性を学ぶなど、新たな取り組みが目立つ年となりました。

2014年度の支部方針は、「地域から必要とされる企業づくり」。そのため行政との関わりを深めて、条例運動を進めていくことになります。また地域に貢献し、自社を発展させるためにも、三位一体の経営が各地でできるように働きかけることが必要になります。

総会当日は多くの会員が参加し、西尾張支部の強い結束力がうかがえ、より強靭な企業・支部へと新たな一歩を踏み出す機会となりました。

 

東尾張支部(3月15日)
中小企業が主役となる社会をめざす 〜人づくりから地域づくりへ

今期の方針を語る林支部長

自社の本業で貢献

第6回東尾張支部総会が、61名の参加で開催されました。来賓には江南市長の堀元氏と江南商工会議所専務理事の堀尾真行氏にお越しいただき、地元経済、地域活性化の担い手として中小企業に寄せる期待が語られました。

総会議事では、2013年度の活動の特徴として1月の支部例会にふれました。例会では「日本経済再生の道筋を展望する」と題し、駒澤大学の吉田教授にご報告いただき、グローバル経済が進行するなかで中小企業が生き残っていくためには、中小企業憲章で期待されているように、雇用と自社の本業を通じて地域に貢献していくことの必要性を学びました。

指針入門編講座では、東尾張支部内の約3割にあたる80名が出席して指針成文化に取り組みました。その後も地区例会で発表会を行うなど、指針成文化の機運が高まった1年となったこと等が、特徴としてあげられました。

続いて2014年度活動方針テーマが発表され、重点方針として、(1)企業づくり、人を生かす、(2)地域づくり、(3)組織づくり・語り部づくりの3点が確認されました。

(1)では、経営の企業実践と同友会らしい経営指針作りの中で、企業変革支援プログラムを活用すること。(2)では安心して暮らせる地域を考えるために、行政施策や政策を学び、条例制定をめざして活動を推進すること。(3)では、支部300名会勢に向けた増強の推進と、同友会で学び企業実践する語り部を育成することでした。

記念企画では、「地域の人たちが心豊かとなる社会をめざすために」と題し、寂光院・山主の松平實胤氏より講演を頂きました。

命は尊厳ある一番大切なものであること。また私たち人間は多くの自然の恵みや人・もの等に支えられて生かされていることを忘れてはならないと教えられました。この話から、同友会で大切にしている人間尊重の考え方を、仏教の側面からも学ぶことができました。

 

南尾張支部(3月13日)
同友会の存在価値を知らしめ 活力ある地域を実現

「地域からあてにされる企業づくりを」と酒井支部長

頼りになる中小企業へ

南尾張支部第6回総会が豊明市で開催されました。来賓に石川英明豊明市長と森田哲夫豊明市商工会長、そして会員105名と一般参加の市内中小企業経営者を含め総勢151名が参加しました。

記念講演では、ホシザキ電機(株)の坂本精志会長より、現在の日本社会の格差拡大と少子高齢化を踏まえ、企業発展に必要な経営者の役割とその姿勢、また日本経済の展望を報告いただきました。

企業の人材確保が困難な現代。将来を支える人材、特に貴重な経験を若者に積ませられないと危機感を覚えた坂本氏は、業務を通じて社員が幅広く社会経験を積める環境整備に着手します。そして地域の課題を解決する中で、地域からあてにされる存在として発展したと話しました。

ホシザキ電機の坂本会長

2014年度の南尾張支部は2020年の将来像として「地域に根ざし頼りにされる同友会、中小企業へ」を重点方針に掲げ、同友会がめざす黒字企業を学び、経営を通じて地域に広げる1年にします。新支部長の酒井現行氏は「地域の課題を共有し、同友会理念に基づく企業活動によって地域から当てにされる中小企業づくりを進めていこう」と呼び掛けました。

 

名古屋第1支部(3月26日)
同友会活動と企業経営は不離一体

樋口氏より支部長を託される川嶌氏(右)

経営指針の成文化を

名古屋第1支部総会は、約80名の参加で行われました。総会議事の冒頭、今期で退任する樋口義高支部長が支部長を務めた3年間を振り返り、支部設立や3年間の支部方針など具体的な活動にふれ、2013年度の活動経過報告を行いました。続いて、増強や広報の活動報告、会計監査の報告がなされ、採択されました。

2014年度は新支部長として川嶌文夫氏が承認され、活動方針・計画、そして支部役員を発表しました。

2014年度の方針は「同友会活動と企業経営は不離一体」というテーマで、経営指針成文化運動をはじめとする企業づくりと、経営環境改善の中でも景況調査アンケートの回答率を20%アップすることが提案されました。川嶌氏は自身の体験を中心に語りながら、「3つの目的を謙虚に学び、本気で実践しよう」と支部会員全体に呼び掛けました。

懇親会の前には恒例の表彰式が行われ、増強目標達成として北、名古屋第1青同の各地区と広報表彰が行われました。

 

名古屋第2支部(3月26日)
選ばれる中小企業の追求 〜同友会らしい黒字企業をめざす

ベスト増強賞を受賞した名東地区の松田英一増強委員長

地域と共に歩む

3月26日、ウインクあいちにて名古屋第2支部総会が行われ、102名が参加しました。

2013年度は支部の経営指針推進・企業変革支援プログラム推進・支部広報・支部増強・フォーラム担当の各セクションが活性化し、各地区に運動展開を仕掛けました。前年度に比べ前進した年になったと思います。

次年度への課題として各セクションの連携があり、力を合わせれば爆発的なエネルギーで前進できることが確認されました。2014年度はこれまで手がつかなかったセクションの起動と、前年度から準備をしている支部例会の実行の取り組みがあります。

新年度は同友会3つの目的の3番目「経営環境の改善」と、愛知同友会の旗印「地域と共に歩む中小企業」の実践も推進します。各社が黒字企業へと目標を立て活動し、地域で広く中小企業の存在を知っていただける機会をつくっていきます。

議事終了後は、感謝状贈呈や広報・増強・各地区ノミネート表彰を開催。特に、今期大活躍した地区役員を地区会長推薦で表彰する「各地区ノミネート表彰」は大いに盛り上がり、笑顔のうちに閉会しました。