どうゆうき

▼今年4月から消費税増税となり、自社(菓子の販売)では4月の売上が15%ダウンとなりました。今回の増税による影響は、食品業界には及ばないと予測したので、対策を立てていなかったのです。幸い、5月になってから少しずつ売上も回復してきています。一方で、自社にはこれ以外にも課題があります。それは、原材料・水道・光熱費等の値上げが大きい中で、お客様には商品の値上げはできず、頭を抱えていることです。その対策のため、新商品・新市場の開発が急務となっています

 

▼愛知同友会の2014年度は対外的な認知度をさらに高めていく方針です。現在、愛知県や名古屋市、それに経済産業省、財務省とのパイプも太くなってきています。特に地元の中部経済産業局と東海財務局とは、局長をはじめ部長・課長など主だった方々との懇談会をそれぞれ開催しており、「中小企業の実態を知るには同友会が一番参考になる」と評価を頂いています。また、産学連携の強化を図るため、3月24日には名古屋市立大学と「人育ち」「仕事づくり」で産学地域連携基本協定を結びました。今後も積極的に大学との連携を進めたいと思っています

 

▼日本経済はアベノミクスのもと景気回復に向かっていると言われますが、中小企業の先行きは依然として不透明であり、混沌としています。しかし、どのような時代が来ようとも、同友会理念を深く理解し確実に実行・実践していけば、「同友会らしい黒字企業」に必ずなれると確信しています。3つの目的の実現に向けて、共に学び、自社と自身の成長をめざしましょう。

 

会長  杉浦 三代枝