名古屋第2支部例会(5月18日)
こどもおしごと体験

〜やってみよう!作ってみよう!さわってみよう!

体験ブースはキットが品切れになるなど大盛況

1456名が来場

名古屋第2支部は今期の支部例会として、5月18日の午前10時から午後4時まで吹上ホールにて、地元の小学生・中学生を対象とした「こどもおしごと体験」という様々な仕事が体験できる企画を開催しました。入場者数は1456名で、開場30分前から列ができ、11時30分からは入場制限するほどの賑わいでした。

「いろんなおしごとのコト、楽しく学ぼう!」というテーマのもと、昭和・千種・東・名東・名古屋第2青同の各地区の会員企業が趣向を凝らした25のブースを並べ、子供たちは目当てのブースに駆け込みます。「大工さん体験」では「ペン立て作り」が大人気で、お昼には準備したキットが出払ってしまい、午後は「丸太切り」「カンナかけ」などを楽しみました。

他にも、アクセサリー作りや金箔貼り体験など、自分で作ったものを持ち帰ることができる企画に多くの子供が参加し、ステージでの「忍者ショーのイベント運営体験」や、特設リングでの「プロレスのリング体験」も、途切れることなく子供たちの輝く笑顔が溢れていました。

革財布づくりを通じて仕事の面白さを体験

「仕事」の本来の魅力

今回の催しは、同友会理念のひとつである「国民や地域と共に歩む中小企業」を目指し、地域との交流を目的としたものです。かつては近所の会社を覗き、鉄を溶接したり魚をさばいたりする仕事の現場を見る機会がありましたが、今ではそうしたチャンスが減っているといわれています。そこで、初歩的な仕事の体験を通じ、子供たちに仕事の楽しさややりがい、「こんな仕事をやってみたい」と将来の夢などを感じてもらいたいと準備を進めてきました。

日頃は物を作ったことがないような子供たちが、自分で考え、工夫を凝らして取り組む経験は貴重だと思います。何気なく使っている物も、自分で作ってみると新たな発見があるのです。身近にある物の形を変えて別の機能を持たせる。仲間と意思疎通しながら物事を進めるのは、まるで人類が進化してきた歩みの縮図を見るようでした。

私たち経営者にとっても、子供たちや地域の方々と交流することを通じて、一生懸命に取り組む姿や夢中で楽しそうな表情に触れることができ、普段は忘れかけている「仕事」が持つ本来の魅力、「生きること・学ぶこと・働くこと」がお互いに交じり合うことを実感できました。

 

(有)よしだ建設  吉田 令