どうゆうき

▼17年目を迎えた大学生のインターンシップが8月28日〜9月1日の日程で開催されました。今年は派遣大学20校、参加学生数91名、受け入れ企業39社と同友会事務局で行われました。この取り組みは、同友会理念「国民や地域と共に歩む」中小企業をめざす一環として、1998年にスタート、1000名を超える学生を受け入れてきました

 

▼同友会のインターンシップは、単に「就労体験」「職場実習」「力試し」に終始せず、経営者自らが学生に「働きがい、生きがい」について語りかけて、「いかに生きるか」を考えるきっかけとなるよう、いわゆる「生きる」「働く」ことの目的について迫るものです。このように「働く意味を学び、今後の就職活動に生かす」ための共育活動の1つとして取り組んでいます

 

▼初日に大学関係者、学生、受け入れ企業の一同で、学生の目標・目的を検証するキックオフセミナーを行っています。学生からは、「当たり前のことを、当たり前にできるように」「どのようにしたら、いきいきと働けるかを見つけたい」などの発言がありました。また、研修後の修了式では、学生による体験報告が行われます

 

▼その際、学生の「仕事は人生の大半の時間を占めるものです。楽しく働きがいのある、そんな仕事や職場に進みたい」との言葉に感銘を受けました。これこそ、私たち経営者が日ごろ労使見解を学び、追求しているものです。インターンシップを利用する学校・学生は、ますます増加しています。「共に育つ」の考えに基づき、今後とも積極的に推進していきます。

 

産学連携担当理事  加藤 輝美