東三河支部農業研究会(9月12日)
低コストで高品質を

高橋 慶氏  (有)環境テクシス

工場を案内する高橋氏(左から3人目)

飼料・堆肥化への食品リサイクル

東三河地域の農業は、愛知県全体の生産額の47%を占めています。東三河支部では農業特有の経営環境を話し合う場とし、農業研究会を立ち上げて活動しています。今年度は会員企業を訪問、特長や強みを学び合っています。

今回訪れたのは、豊川市で食品廃棄物の飼料化・堆肥化などに取り組んでいる環境テクシス。見学したリサイクル工場には、運び込まれた食品の甘い香りが漂います。主にドライフルーツや缶詰などの果物類や、小麦粉・粉ミルク、パンや菓子、野菜汁などを目的に応じて処理・配合して飼料化しています。

同社では、工場での飼料化・堆肥化の他、食品メーカーなどに処理機の販売やコンサルティング、補助金の申請代行などを行い、創業10年で急成長しています。「従来のリサイクルは処理のためのリサイクル。これからは低コストで高品質のリサイクルを目指す」と話す高橋慶氏の今後が楽しみです。