第15回あいち経営フォーラム(11月18日)
「同友会らしい黒字企業づくり」
楽観視できない先行き 足元を固め未来を切り拓く

11月18日は同友会デー

1091名が参加

第15回を迎えるあいち経営フォーラムが1091名の参加で開催されました。

杉浦三代枝会長より、「本日のフォーラムで学んだことを自社で実践し、成長してほしい」との挨拶で開会。来賓の井内摂男中部経済産業局長、長谷川浩一東海財務局長から、愛知同友会と中小企業への期待の言葉をいただきました。

逆境から再建へ〜河野氏(基調講演)

どんな時にも諦めない

基調講演では、岩手同友会会員の八木澤商店社長の河野通洋氏が報告しました。

河野氏は、岩手県陸前高田市に江戸時代から続く醤油醸造業の9代目として入社。社員との軋轢に悩みながらも、食育活動を通した地域活性化や若者の継続雇用に取り組むなど奮闘してきました。しかし、東日本大震災により、会社も工場も自宅も全て流されてしまいます。

河野氏は震災直後から、生き残った社員と必ず会社を再建すると心に誓います。そして社員の雇用を守り、岩手同友会気仙支部の仲間たちとも、「1社も潰さない。雇用存続の手段を考えよう」と声をひとつにして、自社と地域の再建に乗り出しました。

こうした河野氏の経営実践から、私たちが目指す「国民や地域と共に歩む中小企業」の視点、同友会らしい企業づくりの根幹を学ぶことができました。

経営課題に密着

分科会では会員の経営課題を基に、企業変革支援プログラムの「経営者の責任」「経営理念を実践する過程」「人を生かす経営」など5つのカテゴリーに分け、14の分科会を設営。各参加者が自社の経営課題に沿う分科会で学びを深めました。

交流会では来賓の日本銀行名古屋支店長の梅森徹氏より挨拶をいただきました。普段は交わりの少ない他地区・支部の会員とも歓談し、交流を深めました。

写真で見るあいちフォーラム(11月18日)

写真で見るあいちフォーラム