会員設計の建築物がBELS5つ星を取得
〜ゼロエネルギーオフィス

地下水利用の空調システムでエアコンゼロを実現

持続可能な社会へチャレンジ

副代表理事の加藤昌之氏の会社(加藤設計)が設計した「日本デコラックス本社ビル」が、国土交通省の推進する建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)において、最高ランクである5つ星を取得しました。BELSとは、日本で初めての、国交省がオフィスビルや商業施設など非住宅建築物の省エネルギー性能を評価するものです。

3階まで吹き抜けとし、採光性を高めた執務室

このビルの特徴は、地下水を利用した独自の空調システムにあります。それは、電気の使用量が最も多い通常のエアコンを設置せず、地下水をくみ上げて空気を冷やすというもので、太陽光発電も利用し、自然光をふんだんに取り入れ、日遮・通風にも配慮。さらに、外断熱とブラインドを内蔵した3層ガラスの木製サッシによる高度な断熱を実現しています。

加藤氏は「東日本大震災に伴う原発事故から意識が変わった。エネルギーを使わない建築物が求められる」と持続可能な社会への試みを語りました。