第7分科会「IT革命!中小企業の現実と未来」



●パネリスト
東谷暁氏・ジャーナリスト
影山勝行氏(株)イーコール・社長

プロフィール
(1)東谷暁氏1953年生まれ。アスキー(株)などでの編集に従事し、現在フリージャーナリストとして活躍。【著書】「金融庁が中小企業をつぶす」(草思社)など
(2)影山勝行氏1950年生まれ。1995年4月「中部企業ネットワーク(株)(現(株)イーコール)を設立。中部地区の中小企業を対象とする通信ネットワーク「E=CALL」を主宰。

●コーディネータ
山口義行氏立教大学教授

2年間で広まったIT革命という言葉


アメリカの現実は
IT利用は自社の経営課題の整理から
ITで労働生産性はあがるか 社長の強い意志が必要
ITを「生活革命」に

「分科会に参加して」(感想)長谷川貞行・(株)アルテック



世の中全てIT、何かしなければ仕事ができなくなるなどと、日常的に周りから刺激され、今まさに混乱状態だ。そんな中でタイムリーな内容の企画だった。ITはイメージ先行で、アメリカでもインターネットによる物販は、0・6%程度で、まだまだカタログやテレビ通販が主流だそうだ。書籍のネット販売を例に、現物と物流など実態を無視したIT革命は失敗するとか、逆に経営資源の大小にかかわらず事業規模の拡大のチャンスがあることなどがよく分かった。情報産業以外は別として、私達は、自社の現状を理解し、業態に応じたITの利便性を上手に活用して行けばよいと思った。お三方の現実を踏まえた討論は、ITの実態と私達の距離や時間差を少し縮めてくれた。