第9分科会「地域商業とまちづくり」
●基調講演矢作弘氏、日本経済新聞・編集委員



プロフィール
矢作弘氏1947年生まれ。71年横浜市立大学商学部卒業、日本経済新聞社に入社。日本経済新聞編集委員。【著書】「都市はよみがえるか−地域商業とまちづくり」(岩波書店)ほか。

急激な郊外化


地方自治体に委ねられた都市計画
地域から独自のまちづくり

パネルディスカッション

●中野俊治氏(大須商店街連盟・会長)
●田屋秀俊氏(覚王山街づくり委員会・委員長)
●福田義久氏((株)山湊〈新城市〉社長)

●コーディネータ
田中亨氏(田中政商店・社長)




「分科会に参加して」(感想)飛田潔(有)ライフ・エーディー



都市は生活する人々と共に生きています。道路を動脈、静脈として、1000年・2000年と歴史の流れの中で再生・破壊を繰り返しゆっくりと成長しています。そして都市の中に点在する各地域の商店街の現状、活動方針、まちづくりの今後の課題等をパネリストの方々に語って頂きました。商店街は、神社仏閣、駅前その他、立地条件に左右されるものではなく、半径1〜2kmの住宅地から、徒歩か自転車で来られる人を対象に日々の生活用品を提供することです。本通りは遊歩道であり、広場であり、中庭です、子供から老人まで安心して買い物ができる活気あるまちづくり、商店街づくりが理想ではないでしょうか。最後に「同友会ビジョン」の実現を具体的に示し、その地域に係わる支部・地区がその地域を理解し行政も巻き込み、積極的にまちづくりに参加する地域活性化の担い手としての役割が、この分科会で明確となりました。