活動改善の初年度始まる
第36回定時総会を終えて
代表理事(株)エステム 鋤柄 修
第三六回の定時総会も四百七十名の会員の出席で、盛会のうちに終了できました。
約五年間にわたって議論を積み重ねてきた「活動改善」のまとめがなされ、組織上での支部の位置づけも明確になりました。
今年度からは今までの理事会と常任理事会が一体となり「新理事会」としてスタートします。理事定数も三十五名となり、個々の責任が重くなりました。そして一人一人の理事が、愛知同友会全体の活動を真剣に考える組織体となりました。
一方、支部を中心に広域的に、しかも地域性を生かした活動ができるように会規約を改正し「支部役員会」を設置、会員の皆さんにより近いところで、会の運営が行われるようにしました。
今後は「会事業の実行機関」として、支部がその機能を発揮していきます。これは会員の皆さんの意見がより身近な支部で反映されることを意味します。
しかし、何といっても地区における活動が、愛知同友会の基礎となっている事は変わりはありません。
ただ従来のように、自分の地区だけを考えた活動ではなく、視野を広げ、支部や愛知全体の活動、そして全国の同友会の仲間からも学び、「同友会三つの目的」を実現をめざすための活動でなければなりません。
委員会の活動も「中小企業の戦略的経営問題を解決する専門スタッフ」としての位置づけを明確にしました。継続的なテーマを追及して、会員企業や経営者の今後進むべく方向に対して、積極的にアドバイスできる組織になることを期待しています。
最後に。会員の皆さんが会方針に学び、二十一世紀型企業づくりが会員各社で実践されることを心より祈念いたします。