経営指針作成研究会(第一支部)で
経営理念を成文化して
岩間 益雄 (株)栄進社(西地区・地区会長)
合宿の意見交換から経営理念を成文化
昨年二月、愛知で開催された全研で、経営指針を成文化し業績を伸ばしている福岡同友会の時枝正昭氏(福岡コミプラサービス(株))の経営計画書を見せていただき、大きな刺激を受けました。
わが社でも、私が引退しても会社経営の基本となる経営指針をつくりあげたくて、第一支部の「経営指針作成研究会」に参加をしました。
十五名の参加メンバー全員が、半年で経営指針を作り上げる目的で参加し、各自の本音の意見交換や、熱の入った話し合いがおこなわれました。
そうして私自身が研究会で大きく成長することができ、経営者としての考えを変えることができました。
社員と共有できる宝物
合宿の中で経営指針の一番基本になる経営理念を成文化しました。「会社と得意先と社員への想い」を文字で表現することができました。(別表)
参加者の前で発表した時の感動は、今でも忘れることはできません。翌日、さっそく社内で発表し、よりよく理解してもらうため、社員とも話し合いました。
社員達が、経営理念の中に「自分達に対する社長の熱い想い」が入っていることを知り、たいへん感動してくれました。私自身、社員と共有できる大きな宝物ができたと思います。
社員の想いも織り込んで
九月決算までには社員と一緒に話し合いながら、さらに私の想いと社員の想いを織り込み、本当に魂の入った経営計画書をつくって、仕入先を含め、みんなの前で発表したいと思っています。
「経営指針作成研究会」に参加して、経営者同志の率直な話し合いの中で、すばらしい学びをさせていただきました。社員も今までより大きく見えようになりました。
経営指針は社員全員とつくり、実践しつづけることが一番大切だと考えます。今後も社員と共によりすばらしい、より魅力のある会社にしたいと考えています。
第一支部では引き続き五月十五日にオリエンテーションを開催し、研究会メンバーを募集。第二期に向けてのスタートを切っています。
経営計画研究会 スタート(三河支部)
今年は参加者が各自の目標を設定
三河支部の経営計画研究会が発足して十年以上になります。この間に多くのメンバーが、経営計画書をつくり上げてきました。
今年も三月十三日にPR講演が行なわれ、今年度の研究会の参加メンバー募集が始まりました。報告者は第一青同の新井雅樹氏(太陽電設(株))で、作成にあたっての苦労談や、作成してからの社員の変化など、率直に語っていただき、参加者は大いに刺激されました。
今年の研究会のメンバーは他支部の方も含め、現在十三名。四月から月一回の勉強会では、中島忠元氏(日本マネジメントアドバイザーズ)を専任講師にお願いして、作成のお手伝いをしていただきます。
今年度は今までと少し方法を変え、新しくメンバーと以前からメンバーが、それぞれ勉強範囲を変え、各自が目標を設定しています。
そしてもうひとつは、会社のナンバーツーも参加してもらい、社長と幹部社員とがいっしょに経営計画づくりに取り組んでいく中で、共通の目標づくりができるようにしている点です。
今、一泊合宿に向けて猛勉強中です。
(株)マサヨシ 神谷 延三郎