大須大道町人まつり
昔ながらの猿廻し、ガマの油売り、七味唐辛子売り、そしてパントマイムや中国雑技団等・・・。官製の「名古屋まつり」に対抗して庶民の祭りを作りあげようと、10月10日(金)〜12日(日)に開催されます。なかでも一般公募による「おいらん道中」は祭りの華。総勢20人の花魁(おいらん)が延べ6回、大須の街中を練り歩きます。地元だけでなく、多くの市民にも支えられ、全国的にも有名な祭りとして、今年で第20回を数えます。
学びの秋を飛躍の秋に
秋の支部行事キーワードは変化と感動
十月から十一月にかけて、各支部で四月から準備を重ねてきた企画が行われます。今年第三回となった第一支部研究集会は十一月十五日に開催。「本気で飛び出せ二十一世紀へ」のテーマに基づき、「異業種交流」「情報」「経営指針」の三つの分科会で、「われらが主役のときが来た!」ことを実感させる内容となっています。
十一月一日には今回で八回目を迎える第二支部の「先見ゼミ」が行なわれます。全体の基調は「変化と感動」。立教大学の山口義行先生の基調講演の後、「環境問題」「規制緩和」「企業ネットワーク」「企業風土づくり」の四つのテーマで、分科会が準備されています。
第三支部でも今年二回目となった展示会方式の異業種交流会「ピカイチ〜パート2」が十月十日、吹上の振興会館展示場で行なわれます。「自分を売らなきゃ、モノも売れない!相手を知らなきゃ、モノも買えない!」をスローガンに、現在、百社が出展を予定しています。
第四支部では経営の神髄ともいえる「経営指針づくり」に真正面からとり組んでいます。十月十八日に「第四支部秋の研究集会」と銘打って、指針づくりの切口を変えた三つの分科会で学びあいます。
三河支部ではすでに九月二十日に山口義行先生を迎え、第十八回経営者セミナーを開催しています。
今年度より支部が中心となり、独自の切り口で増強に取り組み、学びを企業と同友会の飛躍に向けています。
この秋の各支部の充実した企画に、ぜひ会外経営者の方といっしょくにご参加下さい。行事の詳細なお問合せは事務局まで。
どうゆうき
お盆過ぎから勢いづいていた暑さもようやく秋の気配を感じさせるようになった。時の経つのは早いものである。前会長の岩田満氏がこの世を去ってからもう一年二カ月になる。一昨年の第三四回定時総会で会長を辞されてから、同友会でお目に掛かる回数が減ったこともあって、氏の健康状態を知らないでいたので、急な訃報に接し、何かの間違いではないかと、一瞬疑ったものである。岩田氏は大変純朴な人だったと思っている。そして活動的でもあった。メガネはいつも曇っていたが、そんなことを気にすることもなかった。ベルトのバックルは横を向き、スーツは疲れきっていた。今年の四月、岩田レーベル宇都宮工場の竣工式で岩田夫人にこのことを聞いてみた。夫人は「毎朝メガネを洗って、プレスのかかったスーツで送り出していたんですよ。それが半日でだめになってしまうんですから」と語った。きっと朝からの精力的な活動と無頓着な気質からそうなっていたに違いないと、その飾り気のない人柄に感じ入ったのであった。岩田氏の口癖のように「これからの中小企業は、地区のような小さな所でチマチマと交流していてもだめだ。もっと地球的規模でものを考えなければ」といわれていた。リボーンから五年、同友会の活動改善の進め方に大きな励ましになっていたのではないかと思っている。思い出は尽きないが、岩田氏が会長を辞任して三カ月程経って「佐々木さん、たまには、同友会に呼んで下さいよ。最近、淋しいんだよ」と言われた言葉が、今も耳に残って離れない。
会長佐々木正喜