第四十三回名古屋まつり「フルタ家康出陣の記」
古田幹雄フルタ電機梶i瑞穂南地区)
第四十三回名古屋祭りの郷土英傑行列が、一九九七年十月十一・十二日の両日行われ、幸運にも徳川家康公に扮することができました。郷土英傑行列に参加し、名古屋祭りを大いに盛り上げることは「名古屋っ子」としての誇りであり、この上ない名誉です。私も今年六十才の還暦を迎え、記念すべき良い人生のパフォーマンスをし、立場の違う姿で、視野と次元の違った世界に自分自身を置き、還暦の年における心と体の状態と能力を実際に体験して、今後の生き方の参考にしたいと思いました。実際、山車の上では思ったよりも冷静に、観衆の顔から行動までが見えました。祭りの二日間は天候にも恵まれて、百八万余人の多くの観衆の方達の声援と、周りの人達の心暖まる配慮と激励の中で、大変楽しい天下人、家康公にさせていただくことができました。関ヶ原の戦いの場面で徳川四天王の井伊直政から、「殿、戦勝で御座います」との報告を聞き、「あっぱれ、天晴れ」と金扇を振り、功をめでた場面を山車行列で六回行なった時は、何とも言えない緊張で、最高の気分でした。最後に赤門商店街で和装した少女から花束をもらった時は、緊張がほぐれて、大変嬉しく思いました。英傑会の先輩の皆様方の絶大な声援と素敵なアドバイスもあり、「まだまだいけるぞ!古田家康」という気分でした。
こぼれ話社会に貢献できれば「わかばの里」から実習生
兜l木綿(昭和地区)且O帆(港地区)潟Rトジョー(南中村地区)
精神的なケア施設「わかばの里」に通所している人達が、社会復帰をめざして二日間の現場実習を行いました。実習は、商品の梱包や厨房の手伝いなど比較的単純な作業でしたが、終了後の意見交換会では、実習生から「現場の人達が自然に接してくれたことがいちばん嬉しかった」との声が多く出されました。普段では見られない面を、働く場で発揮できたという人や,「しんどかったけど気持ちはさわやか」「模擬だけど働いた充実感は他には替えられない」などの感想もあり、社会復帰への大きな励みにしていただけたようです。実習の二カ月後、実習生の一人が長期の現場実習を希望され、本格的に社会復帰にむけて奮闘中です。障害者の雇用義務率が一・六%から一・八%に!(来年七月一日から)
障害者問題委員会では雇用経験の蓄積や、実習や採用の制度活用について学習を重ねています。十月には中職安の方を講師に,賃金補助の助成やその手続きについて学びました。今後、制度そのものを学ぶだけでなく、中小企業が活用できるための課題を整理しています。