変化を読みとり、地域とともに 総会、フォーラムに500名が参加 
愛知で初めての「全県研究集会」


四月二十九日、第三十七回定時総会と同日に、創立三十五周年を記念した「あいち経営フォーラム」が開催。「変化をどう飛躍に結びつけるか」をメインテーマに、連休中にもかかわらず、五百六名が参加しました。これまで各支部単位で研究集会が行なわれてきましたが、より幅広い会員交流と経営課題の一層の掘り下げを目的に、今回初めて「オール愛知」の全県研究集会として開催されました。

創意と総意で十二の分科会を設営


半日をかけじっくりと




三千名会員を展望し、増勢の年に

鋤柄修 (株)エステム(代表理事)
危機突破はまずトップから



どうゆうき

今政治がよくわからない。知らないうちに新しい政党誕生、国会議員の政党間移動、それに矛盾した国会答弁…。すべて一貫性、整合性がない。その上、官僚の接待汚職を加えると、非常識ではなく、異常識の「人種」と言っていいだろう。このような人達が、現在の「政策大不況」を起こしたのも当然の結果かもしれない。この日本の三流政治は以後よくなるのだろうか?私達は国民の一人として、いろいろな選挙で投票という形で政治活動に参加している。「選挙が終わったら後は知らない。選挙中の公約に違反しようが知ったことではない」では日本の政治は良くはならない。日本民族の政治への鈍感さ、民度の低さ、無責任さが、今の政治を許している一つの原因といえよう。同友会は過去政治活動をしてこなかったわけではない。同友会の全国組織である中同協は、毎年中小企業家の要望を集め、「政策提言」という形で二十五年間提言を続けているし、消費税問題の時も意見を述べてきた。これからも、その時々の政策課題に対し発言しつづけるであろう。これからの愛知同友会も支部・地区を強化し、地域と共に歩み、各自治体に政策提言していきたいと考えている。七月に参議院選挙をひかえているが、結局主権者としての私達国民が、選挙を含め、政治活動への参加なくしては、また山口義行先生の言われるように、同友会も中小企業の利益を守るために声を大にしなければ、三流政治をせめて二流政治にすることは不可能であろうし、民主主義を保障していくことも「夢のまた夢」ではなかろうか。

副代表理事 津田豊造