障害者問題委員会(9月6日)
ふれ合いで納得 もくもくの里で手作りウインナーを体験

大空の下で(この日は小雨で残念…)、肩書きをとっぱらい、人と人として向き合う野外交流会は,今年で三回目です。肉に氷を混ぜて,こねる作業を、一緒に手を重ねて行いました。「ひゃ〜冷たい」。初めての体験に歓声があがります。嬉しそうな障害者の表情に「毎日の生活の中では、視線がうつ向きがちだけど、こうしているとすごくいい笑顔が出る。一日一緒に過ごすとその人達の光る一瞬に出会って、それが気持ちに残るんだよな」と会員のN氏。そういうN氏の笑顔もいつもと違う。光る一瞬はきっと参加者一人一人が色々な場面で感じとられたでしょう。
三河ハイキングクラブの皆さん,応援ありがとう
三河ハイキングクラブからは十名ものメンバーが集まってくれました。メンバーは「周りから見ているだけでは意味がない」と,介護するお母さんに代わり,車椅子を押す、ウィンナーを一緒に練るなど協力してくれました。いろんな条件はあるけど、特別じゃないその「人」と向き合うことの大切さを受けとめてもらえる中身づくりに、障害者問題委員会は毎回智恵を絞っています。
(事務局・岩附)
見学会(第四分科会)
「参加して、体験するふれあわなくっちゃワカラナイ」
人はみんなできる条件を創っていけば、持っている能力や個性の発揮でぐんぐん育っていく。そんな考えで発展してきた「ゆたか福祉会」で、働く障害者を先生に、具体的に作業を体験する分科会です。空き缶や空きビンが、運び込まれますが、問題は空きビンです。一升瓶やビール瓶はそのまま再利用されますが、結構種類が多いのです。その他のものは色別し、一度砕いて、ガラス原料として再利用されます。この仕分け作業が実習のメインです。ビンの蓋が付いたままの物、割れたガラスなど、キケン、キタナイ、キツイでも、働く人達の動きを見て下さい。真剣に誇りを持って仕事に取り組む障害者と一緒に作業体験をします。ミシンかけなど体力的にリサイクル作業が無理な方は,縫製・他の軽作業を体験します。
第四分科会担当ゆたか福祉会伊藤浩
いきいき地域づくり(第五分科会)
「人にやさしい商店街づくり老いも若きも障害者も共生できるまちづくり」

最近よく言われている「バリアフリー(垣根をなくし共に生きる)」という言葉も、実際には解って下さる人は、まだごく一部分です。「共に生きる」ということはまずお互いが理解しあうことであり、それはお互いにふれあうことから始まります。第五分科会は。地域活性化委員会の協力をいただき、名古屋の伝統的商店街である「大須」を舞台に行われます。障害を持った人達も大須の街を歩き、ふれあいの中から感じたままを発表するでしょう。会員の皆さんも感じたままを率直に討議して、明日につなげて頂きたいと思っております。「街」が高齢者や障害者を理解し、ハードの面もソフトの面も再検討して頂けたら、それはバリアフリーの実践そのものです。
第五分科会担当名東福祉会加藤奈々枝
第9回障害者問題全国交流会inAICHI
日時11月12日(木)13:00〜13日(金)12:30会場名古屋ガーデンパレス
■分科会■
(1)新しい人への入門編(雇用する人、送り出す人)
(2)バリアフリー(垣根をなくし共に生きる)と企業の関わり
(3)企業風土づくり
(4)見学会
(5)いきいき地域づくり
■フォーラム■
「感動と共生の社会実現のために」
■記念講演■
「21世紀の日本の障害者や高齢者問題を考える」講師山崎泰広氏
同友会なぜ?なに問答(3)「愛知同友会への入会資格は?」
愛知同友会の規約第五条では入会資格として「この会の趣旨に賛同する中小企業家およびそれに準ずる人々」としています。「入会資格の申し合せ」(一九九四年二月常任理事会確認)では以下のように具体化しています。「中小企業の範囲」とは「量的」には規模の上限は定めず、下限は「組織的な経営をめざす人」であり、中小企業基本法の規定には必ずしもこだわらず、上場の中堅中小企業も含まれるとしています。また「質的」には(A)資本構成からみて、大企業の子会社ではないこと、(B)役員人事からみて、大企業の支配下にある会社でないことの二点を、原則として挙げています。
「中小企業家およびそれに準ずる人々」とは
「中小企業家」とは経営権を持って自主的に経営している人であり、「中小企業家に準ずる人々」とは、弁護士等の専門家と著述業などの自由業、そして病院や学校の経営者など、「中小企業運動にとって不可欠の人々」だとしています。また企業の後継者を除いて原則として企業の役員(取締役)でない従業員は入会できません。そして会員資格に疑問があったり、以上では判断しにくい場合は、総務会が判断をして処置を検討し、必要がある場合は理事会に提案し、決定していきます。(詳細は「地区・支部活動のてびき」参照)いずれにしても、同友会は「中小企業経営者の団体」であり、「三つの目的」の実現をめざす団体であることを、まず紹介者自身がよく理解していただきたいと思います。
増強担当副代表理事広瀬嘉人