インターンシップで受入れ企業が得たもの
大学とのまとめ会議(10月23日)より

今年九月に行なわれた日本福祉大学との「インターンシップまとめ会議」が十月二十三日開かれ、同友会側より受入企業の経営者を含め十名が、日本福祉大学からは七名の方々が出席されました。大学側の出席者は以下の方々です。(敬称略)@岩田龍子学部長A小栗崇資学科長B関口和雄教授C森靖雄教授D松崎孝則事務室長E浦田雄司就職指導部次長F朝川俊二事務室職員
岩田学部長の挨拶より
同友会では二十七名、二・三月の通産と八・九月あわせて百名の学生が、今回、企業で研修を行いました。二週間という短い期間ですが、明らかに変化が表れています。一つは構えが変ってきたということです。時間までに行かなくてはいけないという違った雰囲気が出てきました。他方、企業経営の現実に対する学生の関心も変ってきました。その意味で大学や学生にとっては大変意味のあるインターンシップで、教育効果も大きいと思っています。
各受入れ企業の経営者より
仕事のマニュアル化の必要を感じた(愛豊精機製作所・岩田)
企業研修といえば大会社になりがちと思うが、中小企業の良い面も分かってもらえたと思う。どのように仕事に興味を持ってもらうかという点で、「社内活性化」につながったし、指導のために「マニュアルが必要」なっている。
「社員が自分の仕事を自覚した」(岩田硝子・岩田)
ルート営業の車の中で、同行した社員がインターン生より「飽きないですか?」と聞かれ、『ビックリした』と言っていた。そんなこと考えたこともなかった。社員にとって「自分の仕事」についての自覚を勉強できた「新入社員とは違う新しい活性を得た」と思っている。
女子学生の感想文を役員の研修会で活用(エイベックス・加藤)
事務部門は「フローチャート」になっているので「なんでこの仕事をするのか」、全社員の「出勤簿がどう生かされているのか」説明もできる仕掛けができた。また女子学生が「働くことの意味」について忠実にレポートしてくれ、役員の研修会で使わせてもらっている。
企業の人心向上に(ホニック・高坂)
企業として得るものがあったと思います。インターンシップは、企業の人心向上に役立つと思います。